ここ数年、「事業承継」あるいは、
「事業継承」という言葉を目にすることが多くなったと感じられている方も多いかと思います。
事業承継を敢えて単純化するならば「経営者の交代」。
経営者の交代自体は昔からあったはずです。
読者の方のまわりでも代替わりをしたという事例はいくつもあると思います。
それなのにいま、事業承継という言葉を多く目に耳にすることになったのか?
いくつか理由は考えられます。
例えば、変化の激しい時代なので事業の承継と継続が難しくなっているので、支援が必要。など。
このことに関しては改めて書きますが、単純なところでは日本が「事業承継時期」を迎えているということが言えます。
戦後、人数が多い段階の世代の方々。
お勤めの方は多くの方が退職されている時期になりました。
嘱託、アルバイトなどフルタイムではない形で社会に貢献されている方はいらっしゃるかと思いますが、
フルタイムで働かれている方は割合的に減ってきている時期です。
それに対し、団塊の世代の経営者の引退は今、そしてこれからがピークです。
日本の会社の99%以上を占める中小企業。
その経営者の引退時期はお勤めの方のそれより少し遅れこれからがピークです。
調査によれば、経営者の平均年齢は60歳を超えました。
70歳を超える経営者も2割を超えています。
そのような状況から考えると、この10年で約半数の会社が事業承継時期を迎えるといっても過言ではないでしょう。
このような「時期」的な問題として「事業承継」という言葉を目にすることが多くなっていると言えるのではないでしょうか?
これから、こちらのブログでは事業承継のことを中心に書いていきたいと思います。
感想、ご意見などいただけると、意思の弱い自分でも続けていけるモチベーションになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。