人生なにが起こるか分からない
25歳のときにトラックを降りて1年弱で最初にとった資格がこれ。
「0.98x=0.98」がわからなかった人間がよく受かったと思います。結局、3級は受けないまま、2級は受からないまま1級にまぐれ合格。11月の試験に受かり、翌年2月の全経上級は見事に落ちました。これに受かっていたおかげで、その後、大原簿記学校で簿記とFPを教えるようになったのですから、やっぱり、人生、なにが、いつ、どこで、どういう形で役に立つことになるかわかりません。
日商簿記1級のポイント
この試験のポイントは頭を「簿記頭にできるかどうか」。おかしな話ですからね。左のことを左じゃなくて「かりかた」とか言わなきゃならないわけですからね。なので、独学が難しいのではないかと思います。そして、仕訳の一つ一つを大切にすることと、それを積み上げたものが試算表であり、騙すための整形ではなく、礼儀としての化粧直しをしたものが財務諸表だというつながりを理解できるかどうかではないでしょうか。あとは、「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」のなんとなくのイメージがつかめるかどうか。