仕事と両立した大学院での2年間
40歳の3月に「東洋大学大学院 経営学研究科 ビジネス・会計ファイナンス専攻 博士前期課程 中小企業診断士登録養成コース」に入学。ちなみに、この長い名前、最後まで覚えることができませんでした。記憶力にかなり難があるんです。残念ながら。
2年間で中小企業診断士の2次試験と実務補修が免除になり、大学院の修了ができるコースです。月に8日の土日で考えたときに6日は朝から18時くらいまでに加え、木曜日の夜も授業がありました。2年間で5回の実習がありこの間は平日に企業先に伺うことも実習ごとに2~3回。体力的にきつかったですね。月曜日というのはなにかと忙しいもので、この2年間は月曜日の夜がいちばん疲れを感じたものでした。
MBAの講義
通常の講義はMBAコースらしく?ディスカッション形式のものが多くありました。それを通じて経営学の基礎を学んでいくといったらいいのでしょうか。
仕事の後も仲間と深夜まで意見交換した診断実習
診断実習は実際の企業さんに出向き「企業診断」をします。7~8人の班での作業になります。このあたりで人間関係も勉強になります。そして100ページ以上になる報告書を毎回作成しました。報告書の作成が佳境に入ってくると、多くの方が仕事を抱えている身でありながら、夜中の3時4時に意見交換、各種調整のメールが飛び交っていました。
苦労の末修士論文が完成
そして2年間の最後のヤマが「修士論文」の執筆です。はやめに書いておけばいいのでしょうが、なかなかそれもできないのが悲しいところ。先行論文や関係書籍はそれなりに読み込んでいましたが、実際の執筆になるとなかなか筆がすすまず苦労しました。なんとか「事業承継プロセスと経営者能力」を書き上げたときにはホッとしました。
家族の理解あってこその完走
文章にしてしまうとたったのこれだけですが、長いけどあっという間の充実した、そして体力的にきついながらも勉強させてもらった2年間でした。
仕事との両立を考えると妻との時間を犠牲にせざるを得ず、家族の理解なしには完走できないものだとこの場を借りて感謝します。